早くも巻き起こったシブコフィーバー 強さの秘密は書道とソフトボール、そして母の教え

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   全英女子オープン優勝の偉業を成し遂げた渋野日向子選手(20)のトレードマークは笑顔。海外メディアも「スマイリング・シンデレラ」とあだ名をつけている。「世界のシブコは今後どうなっちゃう?」という直撃インタビューにも「どうにもならないです。のびのび生きていきます」と満面の笑顔だった。

   プロゴルファーの東尾理子さんは「とてつもなさすぎ。びっくり。ここまではとは」と驚く。「最終ホールという重圧のかかる場面で(強めに打つ)壁ドンパットを打てる」とメンタルの強さにも太鼓判を押す。

駄菓子「タラタラ」の製造元は取材殺到で大混乱状態

   渋野選手の快挙に、シブコフィーバーが巻き起こっている。BEAMSのゴルフウエアはあっという間に全サイズ完売。ヘッドカバーはRSK山陽放送のマスコットキャラクター「アレすけ」だが、RSKは取材電話が鳴り止まず、担当者はトイレにも昼食にも行けない忙しさだった。

   ラウンド中の駄菓子も話題となった。渋野選手は賞金7200万円の使い道に「お菓子をいっぱい買いたい」と答えているが、渋野選手が食べていた「タラタラしてんじゃね~よ!」の製造元、よっちゃん食品工業には取材が殺到、ホームページも繋がりにくい状況が続いている。

   司会の真矢ミキ「食べ方がいいですね」

   司会の国分太一「タラタラ食べてないですね。メジャーの選手はガムを噛んでいるじゃないですか。食感があるから集中につながるのかな」

   番組では渋野選手の強さの秘密と知られざる素顔にも迫った。

   2017年にプロテストで大失敗した渋野選手は、一度はプロゴルファーを諦めようかと思った。しかし、先輩が猛練習しているのをみて「それくらいやらないと」と再挑戦を決意。2回目のプロテストの前には西日本豪雨災害が発生、朝起きたら外が海のようになっていてあぜんとした。しかし、「助けに行きたいのはやまやまだが、自分はゴルフ頑張るしかない」と決意、見事プロテストに合格した。

「黄金世代」ひしめく女子ゴルフ 東京五輪出場は?

   渋野選手は書道の達人でもある。

   倉田真由美(漫画家)「書道は気が緩むと筆がぶれる。集中力が養われる」

   小学2年生から始めたソフトボールは、ゴルフとは逆の左打ちで、バランス力が身についている。

   そして「いつも笑顔でいなさい」というお母さんの教え。渋野選手は「感情を出すとスコアが落ちる」と気をつけるようになった。

   司会の国分太一「緊張すると体が固まる。あえて笑顔を作ることで緊張も和らげている」 次の目標は東京五輪出場だ。女子ゴルフは渋野選手の他にも、世界ランキング9位の畑岡奈紗選手(20)、アマチュア史上最年少優勝の勝みなみ選手(21)、今季国内ツアー1勝の原英莉花選手(20)などがひしめく黄金世代だ。今後の女子ゴルフ界に注目だ。

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