リオオリンピック400メートル個人メドレーで金メダルをとった日本競泳界のエース萩野公介選手(24)。一昨年(2017年)はプロに転向し、5年契約で5億円とも報じられ話題となった。
しかし、その後けがの影響などで不振におちいり、休養宣言。東京五輪内定につながる今年4月の日本選手権も欠場した。その萩野選手が復活を目指し、一昨日(2019年8月3日)、競泳W杯の200メートル個人メドレーに出場した。結果は2分00秒03の3位。自己ベストからは5秒も遅い記録だったが、5か月半ぶりにレース復帰を果たした。
「温かい声援に囲まれてスタート台に立てた」
萩野選手は「大丈夫かなとか、レースに緊張する気持ちもあったけど、小さなことを考えるより一本全力で泳ごうと。温かい声援に囲まれてスタート台に立てるというだけで今日は胸がいっぱいです」とコメントした。
前田覚コーチ(47)コーチは「これからやるぞという笑顔を見せていたので、一安心。いい結果を出して五輪に出場してもらえたらうれしい」と語った。来月の茨城国体に出場する。まずは強化合宿への参加資格となるインターナショナル標準記録、1分59秒23のクリアをめざす。
司会の国分太一「萩野選手は、世界選手権で大活躍した瀬戸大也選手をテレビで観戦していて、刺激を受けてモチベーション高くいけたと言っている。ライバルでありながら友情のある2人を表彰台で見たい」
政井マヤ(フリーアナウンサー)「ブランクがあっても3位に入るポテンシャルがある。東京オリンピックに照準を合わせてモチベーションをコントロールしているのでは」