昭和41年の秋。なつ(広瀬すず)は坂場一久(中川大志)と結婚することを決めた。そして柴田牧場の家族に報告するため、北海道・十勝に向かった。2人をみんなが出迎えた。居間には、従業員の戸村悠吉(小林隆)と菊介(音尾琢真)もいる。
緊張しながら坂場は結婚の挨拶をする。「なつさんを私にください」
お父さんの剛男(藤木直人)やお母さんの富士子(松嶋菜々子)は新しく家族が増えるといって喜んだ。
富士子「おめでとう、なつ」
剛男「わざわざ報告に来てくれて、ありがとう」
坂場と会話がはずんだ。
悠吉とも気まずい言い合い
富士子「坂場さんは、どんなお仕事をしているの。東洋動画で働いているの」
坂場「今は東洋動画を退職して無職です」
そのひとことに、泰樹じいちゃんが急に不機嫌になった。「仕事を見つけてから挨拶に来るのが、筋じゃないか」
和気あいあいが一気に冷え込む。「お義父さん、仕事の話はいいでしょ」と剛男はとりなすが、気まずい空気が流れるばかりだった。
翌日、坂場は牧場に行った。戸村親子が搾乳をしているのを見つめる。坂場はいつものように、感じたままを理屈っぽく話し始めた。悠吉はそれにカチンときて、言い返す。今度はこの2人が喧嘩になりそうだ。坂場は悠吉に謝ろうともせず、自分の意見を通そうとする。そんな坂場に柴田家の面々は面食らっているようだ。(NHK総合あさ8時)