<このところ、「NHKを見なければ受信契約はしなくていい、受信料は支払わなくてもいい」と発言する人たちがいます。「受信料を支払わなくてもいい」と公然と言うことは、法律違反を勧めることになります。明らかな違法行為などについては、放置することなく、厳しく対処してまいります>
きのう30日(2019年7月)、NHKはこのような文書を発表した。「NHKから国民を守る党」(N国党)を意識したことなのか、警告ともいえる文言もある。
N国党の立花孝志代表はどう見たのか。「『発言する人たちがいます』と言っていますが、もっと直接的に『政党があります』とか、『政治家がいます』とか言うべき。これは逃げだと思います」と批判し、「僕たちには民意があるんです」と胸を張った。
松原仁議員は入党否定、足立康史議員は「はなはだ迷惑」
おととい29日(2019年7月)は衆院議員の丸山穂高氏が入党し、きのう30日は参院議員の渡辺喜美氏と会派を結成した。立花氏は昨夜、「とくダネ」のカメラの前で、「100点満点。理想的な結果になっている」と自信満々に語った。
とはいえ、渡辺氏は「NHK改革は深く考えたことはない」と語っている。声をかけているという他の10人の議員のうち、松原仁衆院議員は入党を否定した。足立康史衆院議員は「(立花氏から名前を挙げられることについて)はなはだ迷惑です」と述べ、平山佐知子参院議員は「テレビで初めて知り、大変驚いています」と答えている。
司会の小倉智昭「驚くべき展開になりつつあります。この先、どうなるか」
政治アナリストの伊藤惇夫氏は「れいわ新選組とよく比較されていますが、れいわは社会的弱者や貧困層にターゲットをきちんと当てています。N国党のワンイシュー(一つの争点)がいろいろ広がると、一挙に期待感がしぼんでしまう可能性もあります。最初に丸山穂高議員を入党させてことが、多分、失敗だったと思います。