梅雨明け猛暑列島、関東では熱中症で398人搬送 紫外線対策もこれからが本番

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   猛暑が列島を襲っている。昨日29日(2019年7月)、岐阜県の揖斐川で37.2度、岩手県釜石で37度を記録。平年より8日遅く梅雨明けした関東甲信地方でも、海風が都心のビルで熱せられる練馬で35.3度まで気温が上がる猛暑日となった。

   関東で少なくとも熱中症により398人が搬送されている。大阪府枚方市の「ひらかたパーク」では着ぐるみアルバイトの山口陽平さん(28)がダンス練習中に熱中症で死亡する事故も起きた。

今夏は「男性用日傘元年」

   夏本番を迎え、熱中症とともに気になるのが紫外線対策だ。皮膚がんやシミの原因となる紫外線は7月~8月が一番強い。千春皮フ科クリニックの渡邊千春さんは「日焼けで黒くなる人は時間が経つと元に戻るが、赤くなる人は一種のヤケド」と注意をよびかける。黒くなる人も、紫外線を浴びすぎると大量のメラニンが内部にとどまることで、肌のシミの原因となるため対策が必要だ。

   日焼け止めは、正しい量をムラなく塗る必要がある。顔に塗る場合の適量はパール2個分ほど。擦り込むように塗ると肌に負担がかかるので、額、鼻、あご、両頬の5か所から押さえるように優しく2度塗りしていく。

   腕に塗る場合は、まず肘から手首に線を引くように日焼け止めを出す。厚く塗りすぎるくらいが適量だ。

   紫外線は肌だけではなく、目や髪にも悪影響を与える。日傘をさしていても照り返しがあるため、目の弱いアジア系の私たち日本人はサングラスをした方が良い。髪は帽子やスプレータイプの日焼け止めのほか、週に1回髪の分け目を変えることも効果的だ。

   日傘を差す男性も増えてきている。日傘だけではなく雨の日も使える晴雨兼用の折りたたみ傘が男性に人気で、ロフト渋谷店の担当者によると今年は「男性用日傘元年」だという。

   玉川徹(テレビ朝日解説委員)「僕は日傘だったら黒くない、完全に日傘だとわかるやつが欲しい」

   菅野朋子(弁護士)「最近の日傘は暑さも反射してくれる。涼しいので一回使うと止められないですよ」

   東京都が、帽子状の「かぶる日傘」を東京五輪でボランティアに配ることを計画している。

   青木理(ジャーナリスト)「江戸時代の旅人はこうやっていた。日本の伝統じゃないですか」

文・みっちゃん

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