大坂なおみは25日(2019年7月)、MLB「ジャパンナイト」エンゼルス対ドジャースの始球式に登場した。ヒョウ柄のスニーカーにショートパンツという姿で、背番号は1997年生まれにちなんで「97」。ギタリストMIYAVIがアメリカ国歌を演奏したあと、キャッチャーを務めた前田健太投手にノーバンで投げた。
始球式のあと、大坂は「東京オリンピックの開会式で、もし旗手をやってくれと頼まれることがあるならば、それほど名誉なことはないわ」と意欲を見せた。
これまで旗手を務めた女性選手の多くが、その大会で活躍している。シンクロの小谷実可子は銀メダル、中田久美らバレーボール女子は5位、柔道の田村涼子は銀メダル、レスリングの浜口京子は銅メダル、卓球の福原愛ら女子団体は4位、レスリングの吉田沙保里は金メダルだった。大坂もそのつもりなのだ。
「混合ダブルス」で錦織圭と夢のペア
大坂はこうも話した。「オリンピックに出場できたら、金メダル目指して頑張るのはどんな選手も共通の思い。テニス選手の中には、4大大会は五輪より上という人がいるけど、私はそうは思わない。オリンピックは4年に1度、チャンスが少ないぶん価値はある。日本を代表して金メダルを取ることは大きな意味があるのよ」
司会の国分太一「アメリカ代表として出場する可能性も指摘されていた大坂選手が、日本のために出ると言ってくれたのは大きい」ですよね」
ただし、オリンピックに出場できるテニス選手は64人で、各国最大4人まで。64人中54人は世界ランキングに応じて決められるので、ランキング2位の大坂は問題なしだが、出場にはある資格がいる。オリンピックまでの4年間に、フェド杯(男子はデビス杯)に3回出場すること。そのうち1回は前年か開催年というルールがある。大坂はこれまで2回出場しており、1回不足している。来年2月に行われるフェド杯に、日本選手として出場すれば資格を得られることだ。
出場すれば、オリンピックならではの「混合ダブルス」があり、錦織圭・大坂なおみの夢のペアが実現するかもしれない。
加藤シゲアキ(「NEWS」)「それは見たい。いったいどんな光景になるのか」
堀尾正明キャスター「2人はその時、なんて呼び合うのか。ケイ、ナオミとか?」
その前に、まずは連覇がかかる8月の全米オープン。期待したい。