自民党の石崎徹衆院議員に暴行・暴言を受けたとして警察に被害届を出した元秘書に、阿部祐二リポーターが話を聞いた。暴行を受けていたのは、「周囲の目が届かない車の中が多かったですね。とにかく、毎日殴る蹴るの連続です。石崎議員は助手席に座ることが多く、一番多いのは裏拳で腕、次に顔のこめかみ、腹、足ですね。かれこれ数百発は殴られ蹴られました」
信号変ってすぐ発信しないと裏拳パンチ
理由はなんだったのか。「一番多いのは道の選択ですね。石崎議員はすごく気が短く、赤信号から青信号に変わった瞬間に発進しないと怒り出すんです。『いま発進したら前の車にぶつかりますよ』というと殴られるんです」
石崎議員の車中でのその暴言ぶりは録音されていた。「お前よく見とけ、バカが死ね。お前、逆じゃねいかよ。おい、死ね。お前、今月何日休んでる? ふざけた仕事してんだったら頭下げろ、お前。正式に謝罪しろ」
暴言は地元のタクシー運転手にも浴びせていた。
HPではぬけぬけと「労働者を守ります」
石崎議員は慶応大法学部卒後、財務省に入省し、自民党の候補者公募に応募した。衆院選に新潟1区から出馬し28歳の最年少で当選した。
坂口孝則(経営コンサルタント)は「石崎議員のホームページを見たら、政策として掲げているのが『いかなる労働者の処遇と待遇を改善させていく』と言っており、恐るべきブラックジョークだなと思いました。パワハラというより犯罪と認識しておいたほうがいい」
警察は近く石崎議員を事情聴取するという。
文
モンブラン