「きのう24日(2019年7月)、加藤浩次さんは吉本興業の大﨑洋会長と会談しましたが、平行線のまま3時間が過ぎ、今後も話し合いを持ちながらも、僕自身の意思は固い、と裏番組(日本テレビ系「スッキリ」)の冒頭で話しました」
キャスターの伊藤利尋がこのように伝えた。放送中のライバルの番組を紹介するのは異例だ。
「いまの経営陣が変らないなら辞めますとはっきり伝えました」
けさ6時半ごろには、加藤の自宅には多くの報道陣が集まっていた。加藤は少し疲れたような表情で「番組(スッキリ)で発表するんで、待ってもらってよろしいですか」と答え、「ファンにとって、いい発表ですか」と聞かれると、「ちょっと分からないです」と言い残して迎えの車に乗った。
加藤は「スッキリ」の司会者だが、「加藤の乱」といわれ、今や「吉本事件」のキーマンだ。けさの番組では「会長は『自分の今の体制のまま変えていきたい』と話した。改革案を聞いたが、僕は番組で言った通り、『今の経営陣が変わらないとやめる』と言いました」と語った。
『加藤の乱』に北海道出身芸人ら「付いていきます」
「そんな中、けさの日刊スポーツには一面に『加藤の乱に同調 吉本興業 大量退社も』というショッキングな見出しが載っています」と伊藤が紹介する。「スポーツニッポンの芸能欄には『北海道出身芸人 さんま事務所入りも』という記事もあります。加藤さんは北海道出身なので、ツイッターには、何かあれば北海道の人について行きますという声も出ています」
サンケイスポーツ文化報道部の森岡真一郎・編集委員氏は「(こうしたメンバーが加藤に同調する)可能性はあると思います。加藤さんや松本人志さん、さんまさんに流れることもあると思います」とみている。
伊藤「この業界をどう変えるべきか、吉本はこうあってほしい、という声を様々な人がさまざまに言っているということでしょうね」