自民党「魔の三回生」石崎徹議員、秘書に「死ね」と殴るけるの暴行、やめた秘書が20人も

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   「お前死んだほうがいいぞ、お前。おい」「ふざけんじゃねえよ、お前。俺の大事な時間どう思ってんの」「正式に謝罪しろ」

   強い口調で秘書を恫喝しているのは財務省キャリア官僚から政界に転身した自民党の石崎徹衆議院議員(35)。自民党が大勝した2012年の選挙で当時最年少の28歳で新潟1区から当選した。

   自民党が大勝したこの選挙では、大量の初当選者が出たが、その中には2017年4月に女性問題が報じられた中川俊直元議員、同年6月に秘書への暴行が報じられた豊田真由子元議員...と問題を起こす議員が多く「魔の三回生」と呼ばれている。

   石崎議員の暴行が明らかになったのは先週17日(2019年7月)。週刊新潮のウェブサイトに暴言の音声が掲載されるとともに、殴る蹴るの暴行を受けた30代の元秘書男性が先月(2019年6月)、新潟県警に被害届を提出した。

元財務官僚が呆れる札付きの暴力常習者

   石崎議員について地元の後援会関係者は「元秘書のミスをあげつらって、バカ、死ねの連続」「車の運転にケチをつけ、肩を何度も殴り、二の腕がアザで真っ青になった」「FAXの送信ミスに激昂した議員が、元秘書の足を思い切り蹴っ飛ばした」「ミスをすると罰金1万円」など、その荒っぽい言動を証言する。

   病気による高熱で休んだ秘書には、親に電話をかけ「なんで病気になるんだ、どういう教育をしているんだ」と恫喝する。無茶な待遇と言動に、これまで辞職した秘書は約20人に上るという。

   暴言は秘書相手だけにとどまらない。深夜、酔って乗車したタクシーが赤信号で停車した際には「俺が行けといったらいいんだよ」と信号無視を強要した。

   石崎議員は今年に入ってから子供への暴力根絶を訴え、児童虐待問題に取り組んでいた。しかし、その裏で秘書には暴力を振るっていたことになる。

   音声公開後、石崎議員は姿を消したが、モーニングショーが送った質問状に「音声を冷静に聞いてみて、大変恥ずかしい気持ちでいっぱい。秘書に暴力を振るったことはない。事実関係を整理し真摯に対応したい」と回答している。

   青木理(ジャーナリスト)「選挙で風が吹くと『チルドレン』という人が大量に当選してくる。派閥も悪いところがあるが、派閥の教育がないとこういう議員が発生する。今の選挙制度の小選挙区比例代表制を見直す必要があるのではないか」

   菅野朋子(弁護士)「『音声を聞いてみて恥ずかしい』というのは、今までは(暴言を)認識していなかったととれるコメントだが、普通は秘書が20人も辞めた時点で気付くはず」

   玉川徹(テレビ朝日解説委員)「(17年に秘書に暴行した)豊田さんは元厚生労働省官僚だった。今回の石崎さんは元財務省官僚。自分が優秀だと思うと秘書さんを下に見る。エリート意識が間違った形で出るとこうなるのか」

   文・みっちゃん

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