「闇営業」問題で吉本興業から契約を解除された宮迫博之(49)と謹慎中の田村亮(47)が20日(2019年7月)、都内で記者会見を開き、吉本興業に謝罪会見を止められていた経緯を明かした。
2人によると、吉本は「(ギャラをもらっていたことは)いまさらひっくりかえせない。静観でいこう」と伝えてきていた。
2人は金銭授受をいったん否定するウソをついたが、6月24日、吉本が「闇営業」での金銭授受を公表した日に、亮が「自分たちで謝罪会見をやらせてください」と吉本の岡本昭彦社長に申し入れたが、社長から「記者会見をさせるつもりはない」と言われたという。
宮迫と亮はもう会社を信じられずに...
社長はその場にいた社員や弁護士を外に出したうえで、「おまえら、テープ回してないやろや」と確かめ、「記者会見したらええわ、ほんなら全員連帯責任でクビにする」と脅し、亮と宮迫は何も言えなくなったそうだ。
7月8日には「会見させてやる。ただし、期間はこちらで決定する。いつになるかは明言できない」と言われた。2人で独自に弁護士をつけて交渉しようとしたところ、吉本側の弁護士から「ファミリーなのにと、上層部は悲しがっている」と伝えられた。18日には2人で会見するか、契約を解除するかを選べという書面が送られてきて、会見を「あす12時から」と指定され、Q&Aの練習をするように求められたという。
宮迫は「会社主導の会見で生放送もされないなら、辞めて自分たちで会見を開こうと決め、きょうにいたりました」「(ファミリーなら)子どもが正しいことをするのを止めるのは親ではないと思います。(吉本には)不信感しかなくなりました」、亮も「会社を攻撃するなんて、1ミリも考えていなかったのに」と涙声で述べた。
杉山愛(元テニスプレーヤー)「2人を見ているだけで苦しい会見でした。なんでこんなことになっちゃたんだろう」
岡本社長はきょう22日(2019年7月)午後2時から記者会見する。
橋本五郎(読売新聞特別編集委員)「岡本社長の発言は吉本が誰かに忖度(そんたく)しているのか、会社自身の保身なのか、そこが聞きたい」