なつ(広瀬すず)や三村茜(渡辺麻友)らとテレビアニメ班で働くよう指示押された坂場一久(中川大志)は、東洋動画はテレビアニメをどのように考え、どんな姿勢で作っていくべきなのか、幹部の仲務(井浦新)や井戸原昇(小手伸也)に問う。
坂場「いま大ヒットしているテレビの漫画は、アニメを動かしていない。このやり方で、東洋動画も今後テレビアニメを作っていくのですか」
仲「それは、君たちが中心になって決めていくべきことだ」
坂場「ヒットしているものを真似するのではなく、オリジナリティがあるものを作るべきだと、僕は思います」
井戸原「それはわかるが、ヒットしないと続けていくことはできないし、テレビは納期が短いから効率よくやらないと難しい」
劇団「赤い星座」の次回作の主役に抜擢された雪次郎
坂場「視聴者も同じようなアニメを見るのは飽き飽きしているはずです。長編漫画映画のように、しっかりと作りこんだものを放送するべきだと思います」
坂場は自分が求めていた回答を二人から得ることができず、納得がいかない。なつに自分は漫画映画の世界には戻れないかもしれないとこぼす。テレビがブームなだけで、一段落すれば、また長編漫画映画作ることができると、坂場をなぐさめるなつだった。
そのころ、劇団「赤い星座」では、次回の作品の主役に雪次郎(山田裕貴)が抜擢された。そのことに納得がいかない劇団員たちが、雪次郎を呼び出し難癖をつけ始めた。(NHK総合あさ8時)