京都アニメーションの第一スタジオに放火した男は、自分も火ダルマになり、約100メートル走って逃げて倒れた。まだ足に火がついていたのを、住民が水をかけて消したが、男は「話しかけるな」などとふてぶてしい態度で、追ってきた警察官が尋問しても、「パクられた」とか「パクリやがって」とか怒鳴っていたという。
住民の話では、この男は数日前から京アニの周辺をうろついていたという。きのう18日朝(2019年7月)、男は近くのガソリンスタンドで携行缶2個分のガソリンを買い、台車で運んで行ったという。事件現場には、台車、リュックサック、手提げ鞄、刃物、ハンマーなどが残されていた。
数年前から「殺人メール」警察にも相談してたが・・・
京アニの八田英明社長は「『死ね』とか、そういう殺人メールみたいなものはありました。会社に対しても、映像に対してもあります」と話している。そうしたメールは数年前からで、警察に相談するなどしていたという。「アホちゃうか。そんな暴力を使ってどうなんだって、言いたいです。本当に残念。断腸の思いです」
犯人は「さいたま市在住の41歳」という。
司会の小倉智昭「むごすぎます。男が話ができる状態でないので、わかりませんがね」
古市憲寿(社会学者)「有名な監督やアニメーターがいます。アニメの背景に実在の場所を設定したり、人気だった。そんな会社がまさかという感じですよ」
小倉「中国とかフランスでも、大きく取り上げられています」
台湾の蔡英文総統やアップルのティム・クックCEOが追悼のコメントを出したほか、アニメをライセンスしているアメリカ企業が京アニの今後を支えようとはじめたクラウド・ファンディングに、19日朝7時現在で「96万7801ドル(約1億円)」が集まったという。