「京アニ放火殺人」犯人が叫んだパクリって何?ネットに書き込み「バリサクで人生狂った」

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   京都市の「京都アニメーション」のスタジオがきのう18日(2019年7月)に放火され、33人が死亡した事件で、身柄を確保された41歳の男は駆けつけた警察官に「パクりやがって」などと話したという。また、「小説を盗まれた」と動機につながる話をしていることも明らかになった。

   「バリサク?もしこれが犯行動機ならあまりに異常すぎる」「これが事実ならもはや完全に言いがかり」――。事件後、ネット上では動機を推測するこのような書き込みが相次いでいる。

アニメ「響け!ユーフォニアム」にバリトンサックスの略

   京都アニメーションが制作した作品の中に、吹奏楽に青春をかける高校生たちを描いた「響け!ユーフォニアム」というアニメがある。この作品をめぐって、ファンが交流するネット掲示板に、長期にわたって「『響け!ユーフォニアム』のバリサクソロのせいで俺の人生は大きく狂った」などと書き込みを続ける人物がいたという。

   この人物は鉄道写真を趣味としており、カメラの光の加減に関して「バリバリサクッと順光でバリサク」という自作のフレーズを何度も投稿していた。「響け!ユーフォニアム」の中では、バリトンサックスの略として「バリサク」という言葉が使われており、人気キャラクターがソロを奏でた名シーンの1つとして有名だ。こうしたことから、バリサクというフレーズが盗まれたと感じて、この人物が犯行に及んだのではないかと話題になっているのだ。

文   キャンディ| 似顔絵 池田マコト
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