埼玉県警はきのう16日午前3時半ごろ(2019年7月)、埼玉県蕨市の住宅で高校2年生(17)の首を刺さして逃げた男を殺人未遂容疑で追っている。「とくダネ!」は3つの謎を追った。
1つは「どこから侵入したか」だ。家族は被害者の高校生、父親、内縁関係の女性の3人で、高校生は2階に寝ていた。玄関のカギはかかっており、ここから侵入した形跡はなかった。家のすぐ外側に電柱があり、下にエアコンの室外機を据え付けられており、それを踏み台に電柱を登った可能性がある。
2つ目は犯行の目的だ。室内が荒らされた跡はなく、金品目的ではなかったとみられる。近所の人によると、家族は半年ぐらい前に引っ越してきたが、トラブルは聞いていないという。
3つ目は午前3時半という発生時刻だ。現場でリポーターの田中良幸は「けさ(2019年7月17日)同じ時刻を取材しましたが、一帯は住宅街で人の気配はありませんでした」と報告する。
被害者の高校生を狙ったとは限らない
警視庁元刑事の吉川祐二氏は「ふだんは新聞配達の時間ですが、その日は休刊日でした。それを狙った計画的犯行と言えるかもしれません。下見もしたと思いますので、窃盗目的ではないような気がします。ただトラブルは、本人がないと思っても、気づいていないことがあり、現段階では高校生を狙ったとは言い切れないと思います」と語る。
司会の小倉智昭「分からないことが多いですね」
デーブ・スペクター(放送プロデューサー)「ちょっと不可解ですね」
深澤真紀(コラムニスト)「首ですよね。脅すというより、殺意を感じます」
逃走中の男は20~30代ぐらいで身長175センチぐらい、やせ形。逃走時は薄いグレーの作業着と黒色のズボンをはいていたという。