16日(2019年7月)午前3時半ごろ、埼玉県蕨市の住宅に侵入して男子高校生の首を刺して逃げている男の行方は、依然として手掛かりがない。けさ17日は、子どもたちは保護者が付き添って登校し、現場近くの小学校には警察官が配置された。周辺住民も「戸締りだけはちゃんとしないと」と話している。
警察によると、住宅2階のベランダに家族以外の足跡が残っていて、窓には鍵がかかっていなかった。どうやら、男は電柱をよじ登って2階から侵入したようだ。
住宅の外壁と電信柱の隙間には、エアコンの室外機が設置してある。近所の人は「あそこを足場にすれば上がれるだろうなと思っていた」と話す。
元刑事「窃盗や空き巣が動く時間帯ではない」
警視庁の元刑事の吉川祐二さんは、犯人の目的は物盗りより怨恨ではないかと指摘する。住宅が死角のない建物であること、通りに面していて街灯もあり明るいこと、事件発生の時間帯は新聞配達員が動き出す時間ということから、窃盗や空き巣は避けるという。
「ただ、今回の被害者である高校生を狙ったとは言い切れないですね。親、もしくは同居している女性を狙ったということもあり得ます」
だとしたら、近所に潜伏している可能性が高いのではないか。
司会の国分太一「大きな通りも見えましたし、駅も近いということで、深夜でも人通りがありそうですものね」
文
ピノコ| 似顔絵 池田マコト