「SNSを通じて知らない人同士がお金を貸し借りする個人間融資」を、森圭介アナが取り上げた。「スッキリ」が「#個人融資」で検索すると、ネット上には「即日対応」「いち早く解決」といった誘い文句があふれていた。そこにとんでもないトラブルが多発しているという。
ヤミ金は怖いと思った男性は、個人間融資で20万円借りようとして「手数料1万円を払えば金利なし」と言われ、払ったとたんに連絡が途絶え、融資は受けられなかった。女子高生は「未成年者は保証金10万円必要」と言われ、振り込んでだまし取られた。裸の写真や性行為を求められることもある。
ほとんどが無許可の闇金融、取り立ても怖い
この問題に詳しい田上嘉一弁護士は「主婦の集まりの中で、高級かばんや高いランチのグループからはずれたくない女性が借りてしまうケースもあります」と話す。相談がこの5年間で4倍に増えたそうだ。田上弁護士は「ほとんどが無許可の闇金融です。非常に高い金利で暴利をむさぼり、取り立てもきつい」という。
金融庁は今年(2019年)5月に、国民生活センターは6月に公式ツイッターなどで注意を呼びかけた。
司会の加藤浩次「やさしくお金を貸してくれる人なんて、いるわけないですよ。ネットのコメント欄に『ほんとうに助かりました』なんてあるのを信じてはいけない」
ロバート・キャンベル(日本文学研究者)「個人間融資制度をちゃんと整備してはどうか。欧米では10年前からある」
加藤「そこからあぶれた人が被害にあう。結局、ヤミ金と同じで悪質。ひっかからないようにすることが大事だ」
田上弁護士は「気楽にのらず、借りない方がいい」と強調している。
あっちゃん