なつ(広瀬すず)は休みの日曜日に夕見子(福地桃子)と幼なじみの小畑雪次郎(山田裕貴)の住む安アパートを訪ね、3人で映画を見に行くことにした。映画を楽しんだ後、みんなで新宿のレストラン「川村屋」に向かった。マダムの光子(比嘉愛実)は暖かく出迎えてくれた。
「いらっしゃい。なつさん、ずいぶんと久しぶりね。雪次郎くんも頑張ってるの」
3人が食事をしながらおしゃべりをしていると、光子も加わる。なつは咲太郎の近況を報告した。「マダム、お兄ちゃんが声優のプロダクションを作ったの聞いてますか」
光子「咲太郎が会社を始めたのはね、なつさんの影響があるのよ。なつさんが漫画映画を作っている姿に、自分も頑張ろうと奮い立ったのよ」
もう北海道に帰らないつもりじゃないのか・・・
なつと光子の話に割り込むように、夕見子がいきなりこんな質問をした。「吹き替えの映画の世界に、ジャズの音楽を入れることはできない?」
なつは急に心配になった。夕見子の恋人はジャズをやっていて、その道を突き進もうとしている。夕見子はこのまま北海道の柴田家の家族に何も知らせないまま、ずっと帰らないつもれなのではないかと感じたのだ。
なつは北海道の富士子(松嶋菜々子)に電話をかけた。「お母さん? 内緒にしといてって言われているんだけど、夕見子がこっち来てるの、男の人と。お母さんたち心配してると思って」
富士子「そうなの。心配して連絡くれて、ありがとう。そうではないかと、は思ってたの」
なつは富士子にすべてを話してしまった。(NHK総合あさ8時)