うちの会社にもありそう「パタハラ」育休とった男性社員に嫌がらせや冷や飯

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   育児休暇を取得した男性が、職場で嫌がらせや不当な扱いを受けるパタニティハラスメント(父親=Paternity)が広がっているという。かつての勤務先の三菱UFJモルガン・スタンレー証券を訴えて裁判中のグレン・ウッドさん(49)は、育休を2か月間取得して職場に復帰すると、肩書はそのままだったが、マネジメント業務を干され、仕事を極端に減らされたという。仕事がうまくなり、ストレスから体調を崩して、復帰2年後に解雇を通知された。

   単身赴任中に次男が生まれて育休を取得した男性(33)は、1か月の育休を終えて職場に復帰すると、上司から挨拶しても無視されるようになっていた。原因は育休に入る前に、上司に挨拶がなかったことだと人づてに聞いた。結局、復帰2年後に会社を辞め、今は別の仕事についている。

法律で認められてるのに・・・無理解な上司

   菊地幸夫(弁護士)「法律で、入社1年以上であれば育休は認められており、最初の子どもが1歳になるまで1~2年は取得できます」という。しかし、法的整備が進む一方で、SNSなどには「嫌がらせにあった」「キャリアを阻まれた」といったパタハラ被害を訴える投稿が数多く寄せられるようになっている。

   イラストコラムニストの犬山紙子は「男は、育児より外で働くものだという感覚の上司が多く、若い人との感覚がずれているところがあるんでしょうね。会社に問題があり、育休の態勢を整えないから現場の闘いになっている」

   司会の加藤浩次「ハラスメントが入ってくると、本質が見えなくなってしまいます。まずはハラスメントをなくすことが大事ですよね」

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