デタラメ結婚式場に新郎新婦 怒り心頭!メニュー間違えお酒が足りない、引き出物には明細伝票混入・・・

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   一日1組という約束を反故にされた、飲み物が足りなかった、招待客の駐車場代が間違っていた、引き出物に明細書が入っていた――。仙台市内の結婚式場で先月22日(2019年6月)に披露宴を行った新郎新婦が、「一生に1度の結婚を台無しにされた」と式場側の度重なる不手際やその後の対応に怒り心頭だ。岡安弥生リポーターが夫婦に話を聞いた。

   夫婦は会場の装飾にこだわりたかったため、「一日1組なので飾りつけの時間が十分に確保できる」という理由でこの式場と契約した。ところが、式が近づくと、「会議が入っているので、前日や当日の飾りつけはできない」と式場側に言われたという。さらに、会場案内を見て驚いた。午前中に別の披露宴が入っていたのだ。「(式場側は)よくあることですと、開き直った言い方でした」と夫は言う。

チャペルでも打ち合わせとまったく違う進行

   チャペルへの入場直前にも、新婦を大きく動揺させる出来事があった。家庭の事情から、「新婦の名字はアナウンスしないでほしい」と何度も念押しし、プランナーも「大丈夫です。徹底します」と言っていたのにもかかわらず、入場直前にフルネームで呼ばれたのだ。妻は「考える暇もなくチャペルの扉が開いてしまって、友人の顔も旦那の顔も見られず、不安な気持ちのまま歩いていました」と涙まじりに振り返った。

   披露宴は3つのランクのうち、食事の飲みものは一番高い飲み放題4000円コースを頼んだにもかかわらず、実際に提供されたのは1500円コースで、ドリンクの数も足りなかった。式場側は「当日のメンバーで確認したところ、メニューを全部把握している者がいなかった」と釈明したという。

   追い打ちをかけたのは、式の数日後に友人から送られてきた写真だ。引き出物の中に原価の書かれた発注票が入っていた。「人生で一番楽しい日になる予定だったのに、一番つらい日になるとは思ってもいませんでした。本当にショックが大きくと」と妻は話した。

謝罪なく代金減額でごまかし?取材にも「一切お答えしない」

   いまだに式場側からは納得のいく説明はなく、きのう10日(2019年7月)に夫にかかってきた電話でも、現場から上司に報告が上がっていない様子だったという。式場側は318万円の代金を275万円に減額すると申し出ているが、「お金の問題じゃない。担当プランナーの誠意ある説明と謝罪がほしい。納得すればそこで終わりにしたいので、納得いくもの(説明)を求めています」と夫婦は話している。

   「モーニングショー」が式場に取材すると、「誠心誠意お客様のために努めてまいります。この件は一切お答えすることができません」という対応だった。

   高木美保(タレント)「この式場は、誰でも名前を聞けばわかる大きなところですよね。その割に素人のようなお粗末な内容です」

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「謝罪しなくても何とかなると思っているのかなあ。裁判も念頭に入れるべきだと思いますよ」

   司会の羽鳥慎一「当日も、その後も、あまりにもひどい対応です」

文   キャンディ| 似顔絵 池田マコト
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