また「容疑者」取り逃がし!目立つ紫色「ハリアー」で逃走中の藤木寿人なぜ見つからない?

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   きのう9日(2019年7月)午前7時半ごろ、熊本市内で覚醒剤取締法違反事件で警察官が家宅捜索に入ろうとしたところ、その家に住む職業不詳の藤木寿人容疑者(43)が捜索を拒否し、自宅前に止めていたトヨタ「ハリアー」に乗って逃走した。警察官は6人で制止しようとしたが、3人が車に引きずられるなどして全治10日から2週間のけがをした。

   200メートル先のコインランドリーの防犯カメラには、ハリアーが登校する小学生の脇を猛スピードで走る様子が映っていた。交通事故鑑定専門家の中島博史さんは、最大時速97キロのスピードが出ていたとみている。

   警察は逃走から7分後に緊急配備して、住民にメールで注意を呼び掛け、12時間余りたった午後8時過ぎに、公務執行妨害と傷害の疑いで逮捕状を取り全国に指名手配した。現在250人で行方を追っている。

   藤木は以前に国会議員の私設秘書をしていたが、2015年に覚醒剤取締法違反で執行猶予付きの有罪判決を受けている。

人込みに紛れている可能性

   司会の小倉智昭「最近は警察の手をすり抜けて逃走する容疑者がいやに多いような気がしますが。以前からあったのでしょうか」

   笠井信輔アナ「このところ続いている印象があります。藤木容疑者は紫色という大変目立つ車で逃走していますが、ポイントは6人もの警察官がいたのに、なぜ逃げられてしまったのかという点です」と、警視庁元刑事の吉川祐二氏に聞く。

   吉川氏によると、こうした捜索の場合は、玄関に3人、あとは左右、裏口などを押さえる。今回は6人が玄関前にひとかたまりになっていた。そのため、想定外の動きに対応できなかったのではないかと指摘する。容疑者の車を塞ぐため警察車両を前に置くのが普通だが、それもなかった。

   藤木は今どこにいるか。吉川氏は「容疑者の逃走のタイプは2つあります。1つは山にこもる。2つは人混みに紛れる。藤木容疑者は後者の可能性が高いと思われます」とみている。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト