ピンク、ブルー、黄色、赤、白......大きさもいろいろ。その数100枚以上。番組冒頭の画面いっぱいに女性用の下着が並べられている。「自分が送った下着をはいてもらいたかった。自分がはいたものもある」といっているのは、今月3日(2019年7月)、建造物侵入容疑いで北海道帯広市の51歳の男が再逮捕された。
今年3月(2019年)から先月にかけて、女性が住んでいるマンションの敷地に入った疑いがもたれている。目的は女性宅のポストに下着が入った封筒を投函するため。驚くのは、男の職業は郵便局員だったこと。「配達中にかわいい子やきれいな子をみて、投函する部屋のポストを探して選んだ」という。被害者の1人は10枚以上も送られたと話している。帯広市内では約20件の同じような被害があり、警察は余罪を追及している。
「配達中にきれいな子をみて、投函するポストを選んだ」
下着はインターネットで買ったという。送られた封筒には住所氏名が書かれ、切手も貼られ、消印も押されていた。消印後も封筒の大きさや投函時間などから自分が担当する区域に割り当てることが可能だという。
街の女性たちは「自宅が分かっているのが怖い。気持ち悪い」「(郵便局員は)身近な存在なのに、信用できなくなってしまう」と語る。
男は約35年郵便局に勤務しており、近所の人は「真面目、無口。アルバイトの時から配達をしていた」と話す。
司会の小倉智昭「ただ、女性の家のポストに下着を投函するだけでは罪にならないと弁護士の若狭勝さんがおっしゃっていましたよね。それで、住居不法侵入になるんですね」 キャスターの伊藤利尋「手続きとしては、投函をして郵便局で消印を、という流れがありますので、これからどういう罪になるか、注目したいと思います」
小倉「容疑者は自分の業務中に郵便物として配達しているわけで、それでも住居不法侵入になるのかしら」
キャスターの山﨑夕貴「でも、やっぱり、なにか罪を与えてもらえないと、女性としては怖いと思います」
一ツ石