国分太一「TOKIOの『宙船』はお前ばっかり」ドラゴンズ応援歌ではNGなの!?

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   プロ野球・中日ドラゴンズの応援歌「サウスポー」について、公式応援団は1日(2019年7月)、「チームより、不適切なフレーズがあるとご指摘を受けました。この件について球団と協議した結果、当面の間『サウスポー』の使用は自粛させていただくことになりました」とホームページで発表した。不適切なフレーズとは、歌詞の「お前が打たなきゃだれが打つ」の「お前」の部分だ。

   この応援歌は、ピンクレディーの「サウスポー」の替え歌で、長年、ファンに親しまれてきた。突然の自粛にファンたちは戸惑う。ファン歴30年以上の男性は、「自粛するほど重要なことなのかなと思う」と言い、ファン歴40年の男性も「何をいまさらっていうのが本音。そんなことを言う前に強いドラゴンズを見せてくれ」と話す。2日現在、中日は下から2番目のセリーグ5位だ。

   ユニフォームに身を包み、東京ドームに向かっていた男性ファンは、「お前」の部分を「あなた」に変えて応援すると話した。「♪あなたが打たなきゃ誰が打つ 今勝利を掴め オイ、オイ」と歌ってみせたが、「まだしっくりきませんね」と首をひねる。

「スポーツでは『あなた頑張ってくださいね』は通用しません」

   言いだしっぺとされる与田剛監督は、騒動の広がりに困惑しているようだ。「サウスポーの応援歌を自粛してほしいわけではない。やめろとは一言も言っていない。シンプルに名前を呼んで欲しいだけ」と話す。呼び捨てでもいいので、名前を呼ばれる方が選手も嬉しいし、「お前」では子どもの教育上よくないのではないかと歌詞の変更を要請したところ、応援団側が「歌詞の変更は難しい」と曲の使用を自粛したという。

   司会の国分太一「お前が入っている応援歌を調べてみたら、12球団中8球団もありました。となると、中日だけじゃない問題になりそうですが・・・。ずっと『お前』で応援してきたしな、っていう、ファンの気持ちもよく分かります」

   司会の真矢ミキ「TOKIOの歌にもありますよね」

   国分「そうです。『宙船』なんてお前ばっかり言っている歌ですからね。あれがあなただと意味が違ってきちゃう」

   原晋(青山学院大学陸上部監督)「『貴様!』とか『テメエ!』とかは選手が失敗した時に使うけど、『お前』はどちらかというと期待している時に使いますよね。お前に託すぞ、お前しかいないんだ、みたいなね。スポーツの世界は格闘なんですよ。キレイな言葉で『あなた頑張ってくださいね』は通用しませんよ」

   ちなみに、「お前」は目上の人が下の人に使う、または親しい間柄だからこそ使う言葉だ。大人のファンが大人の選手に向けて使うのは問題ない。明治大学の齋藤孝教授は「子供にとって選手はクラスメートでもなく目上の人。一緒になってお前と呼ぶのはよろしくないのでは」とコメントしている。

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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