開かれたオーディションができない日本
青木理(ジャーナリスト)「アルバイトとなると、直営業と区別がつかない。ランキングが下の人たちに直営業するなというのは無理」
井上裕司さん(元吉本芸人)「社員さんの方は芸人さんの事情もわかっている。(直営業は)表向きはダメだが、信頼関係と暗黙の了解でやっている」
玉川徹(テレビ朝日解説委員)「直営業はちゃんとやればいい。法務部が契約書を作り、管理下に置く。コストはかかるが、リスクマネジメントをする必要がある」
菅野朋子(弁護士)「(直営業を)あまりにも全面的に締め付けると裏でやることになる。個人事業主は契約書なしで仕事することもあるが、あいまいなところが良くない」
玉川「アメリカはオーディションシステムが発達しているが、日本は事務所が組織としてテレビ局に入ってくる。芸能事務所をないがしろにできず、開かれたオーディションシステムに移行できない。成り立ちが違う」