「反社」と気づいても帰れない芸人たち・・・「スリムクラブ」暴力団誕生会出席で無期限謹慎

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   人気お笑いコンビ「スリムクラブ」の真栄田賢と内間政成さんが、暴力団幹部の誕生会に出演して報酬を得ていたとして、吉本興業はきのう27日(2019年6月)、2人を無期限の謹慎処分とした。

   誕生会出席は3年前のことで、韓国クラブで開かれたという。これを報じた写真週刊誌「FRIDAY」(7月12日号)には、上半身裸の内間が千円札を首飾りにして親指を挙げている写真が載っている。内間の隣に写っているのが暴力団幹部だという。2人は別の事務所所属の芸人の仲介で、キャバクラ社長に呼ばれる形で会合に参加したと話している。

   誕生会には、すでに別の闇営業で「当面の謹慎」とされている、「2700」の八十島宏行と常道裕史も参加していて、吉本興業はこの2人の処分を「無期限」にした。

著名人を仲介するブローカー

   スリムクラブの2人は、「認識が甘かった」などと謝罪のコメントを出したが、反社会的な団体の集まりだとは知らなかったとしている。しかし、そうした集まりに出たことのある芸人は、「気がついても、帰るわけにはいかない」と話している。ジャーナリストの石原行雄さんは「反社会的勢力の人たちは、著名人を広告塔として利用します。そのためのブローカーもいる」という。

   司会の小倉智昭「闇営業を受ける前に、問題があるのではないでしょうか」

   別所哲也(俳優)「呼ばれることはありますからね。しかし、どこかで線引きをする意志の強さは必要です」

   加治佐謙一(フジテレビ芸能デスク)「現場で気づいても、断れないだろう」

   中瀬ゆかり(「新潮社」出版部部長)「空気を読んでも難しいでしょうね。こういうとき、週刊誌にはネタが集まるので、まだ続くかもしれない」

   吉本の声明文の中に「所属6000人」というのがあった。これに小倉が驚いた。「びっくりですね。うち、どれだけが食えているのか。10億円稼いでいた芸人の手取りが1000万円だったという話があります。1%ですよ。芸人によって違うといいますが、所属している以上、食い扶持くらいは出さないと。根が深いと思うね」

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