昭和33年春、なつ(広瀬すず)が携わった新作の漫画映画「わんぱく牛若丸」の制作が終わった。東洋動画の仲務(井浦新)、露木重彦(木下ほうか)、大沢麻子(貫地谷しほり)らで打ち上げをすることになった。その席で、なつは指名されて、かつて農業高校で歌った曲を熱唱するなど盛り上がった。
仲から「アニメーターとして、はじめてかかわった作品はどうだった?」と聞かれ、なつは「いろいろなことが初めて戸惑いましたけど、すごく楽しかったです」と目を輝かせる。自分の動画が写し出されることには大きな達成感と喜びを感じていたのだ。
手紙を出そうとしても、何を書けばいいのか
山田陽平(犬飼貴丈)がなつに話しかけてきた。陽平はなつの北海道十勝の幼なじみ天陽(吉沢亮)の兄である。天陽は十勝で農業の傍ら、好きな絵を描いていた。
「お疲れ様。だいぶ慣れた?」と気さくに話しかけてきた陽平は、「天陽、今度お見合いするみたいなんだ」とびっくりすることをなつに伝えた。
「ええっ」なつは言葉を失う。自分の部屋に戻り、なつは天陽に手紙を書こうとするが・・・。(NHK総合あさ8時放送)