「姫路のカリスマ美容師」といわれる兵庫県姫路市の美容師、長沢圭佑容疑者(34)が強制わいせつの疑いで20日(2019年6月)に再逮捕された。20代の女性客に対し、胸をもんだり下着の中に手を入れたりした疑いだ。
警察によると、ほかに10数人の女性が被害を申告しているという。その1人は「シャンプーが終わった後に背中の方から、手を伸ばし最終的にはお尻まで触られた」と話す。その美容室の奥にはシャンプー台がカーテンで仕切られており、外から見えない薄暗い状態という。10代の女性はそこでヘッドスパ中に骨盤付近を触られた。「これもスパなんですか」と聞くと、「整体を勉強したから実践しているだけだよ」と意に介さなかったという。
SNSフォロワーは4万人以上だが、仲間の間では有名なエッチ男
長沢容疑者のSNSのフォロワーは4万人以上。姫路に知らない人はいないという。フォロワーの女性に「キャンペーンが当たりました。無料でヘッドスパします」などと言葉巧みに誘い出していた。長沢容疑者について、地元の美容師は「胸や股を触れるとか、仲間の間では有名な話でした」と話す。
そんな店に、なぜ多くの人が通うのか。実は巧妙な手口があった。
リポーターの田中良幸が説明する。「いま10数人の被害者がいますが、先月30日(2019年5月)に準強制わいせつ容疑で逮捕されたのをきっかけに被害者が増えてきました。それまで表に出なかったのは、訴えづらい事情がありました」
1つは「勘違いかもしれないと思ったこと」、2つは「定額制システムを採用していたので、半年分の料金を支払っていたため」。3つめは「カーテンで仕切られており、目撃者もいないし証拠も難しい」ということで泣き寝入りしてしていたという。
中江有里(女優・作家)「勘違いかもしれないというのは、よく分かります。未成年や若い人は年上の男性がまさかそんなことをしないだろう、勘違いかな、と思ったり、モヤモヤしたりします。そうさせるのが非常に卑劣だと思います」
古坂大魔王(お笑いタレント)「地元の人気者なので。ちょっと触っても大丈夫でしょうという感じでやったのではないか」
一ツ石