反社会的勢力から「闇営業」で金銭、芸人13人が謹慎処分 「詐欺の共犯」と「脱税」の疑いも

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   吉本興業はきのう24日(2019年6月)、「雨上がり決死隊」の宮迫博之(49)や「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮(47)ら11人を当分の間、謹慎処分にすると発表した。振り込め詐欺グループの忘年会に参加して金銭を受け取っていたことが分かったためだ。

   11人は2014年に「カラテカ」の入江慎也の仲介で、会社を通さぬ「闇営業」に出席、当初は金銭の受け取りを否定していたが、その後のヒアリングでこれを認めた。宮迫は「深く反省しております」と謝罪し、田村も「世間の皆様に虚偽の説明をしてしまったことを謝罪させて頂きます」とコメントした。

「会場の雰囲気でまともな集まりには絶対に見えない」

   また、同じ「闇営業」をしていたとして、ワタナベエンターテイメント所属のザブングルの2人も謹慎処分を受けた。

   宮迫らは「反社会的勢力だったことは報道で初めて知った。このことだけは信じてほしい」と訴えている。だが、週刊誌「FLASH」の7月2日号(2019年)の取材を受けた1人は「グループの『正体』を事前に知らなかったとしても、当日の会場の雰囲気でわかったはず。まともな集まりには絶対に見えませんよ」といっている。

   キャスターの伊藤利尋「振り込め詐欺グループとの認識はなかった、といっていますが」

   司会の小倉智昭「難しいよねえ。家族がいて苦しいときには、背に腹は代えられないという気持ちがあるかもしれない」

   中江有里(女優・作家)「反社会的勢力も近づいてくる面は絶対あると思います。利用されてはいけないんですよね」

   詐欺グループと知っていた場合はどうなるのか。伊藤が弁護士の若狭勝氏に聞く。もし、グループが騙し取った金の分け前をもらっていれば、「詐欺の共犯」の可能性がある。知らなかったとすれば、法的に問題はないが、「反社会的勢力の追放」という流れに反し、コンプライアンス上の問題になる。知っていたか、知っていなかったか、大きな違いだ。また、闇営業に関しては税務申告をしていなければ、脱税の可能性があるという。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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