プロバスケットリーグのアメリカNBAのドラフトが21日朝(2019年6月)行われ、ゴンザガ大学(ワシントン州)に留学中の八村塁選手(21)が日本人では初めて1巡目9位で「ウィザーズ」(ワシントン)に指名された。ウィザーズはマイケル・ジョーダンが最後に籍を置いたチームで、昨シーズンは11位だった。
指名されて八村は「みなさん、やりましたよ、日本人初です」と語った。
1年目の年俸は4億1700万円
ドラフトはNBA加盟30チームが、対象となる全米大学バスケ部に所属する選手(4600人超)のなかから60人を指名する。1巡目は30チームが1人ずつ指名し、2巡目で最大2人を指名する。
新人1年目の年棒はあらかじめ決められていて、1巡目1位指名は年棒約8億7700万円。9位指名の八村は約4億1700万円だ。
八村は富山県出身で、父親はアフリカのベナン出身、母親は日本人だ。小学校のころは野球少年で、ピッチャーだった八村が投げる球はキャッチャーが捕球できないほどの豪速球だった。
バスケケットとの出会いは富山市立奥田中学1年のとき。バスケ部の坂本穣治コーチから勧誘を受け、練習初日から「お前、NBAに行け」と言われる逸材だった。
3年生の時には全国大会で準優勝し、10校以上の高校からスカウトを受けるが、仙台市の明成高校に進学。高校を卒業した2016年9月にゴンザガ大学に進学した。
バスケ大好きレイザーラモンRG「ダンクは誰も止められない」
NBA観戦歴27年というバスケ大好き芸人のレイザーラモンRGは、「身長2メートル3センチは、NBAプレーヤーとしては飛び抜けて高いわけではないですが、ウイングスパン(両手を広げたときの長さ)が長くてトップ選手と変わらないし、ジャンプ力があり、ダンクは誰も止められない」と評価する。
大畑大介(ラグビー元日本代表)「今の子たちは、情報が世界規模で、グローバルンなんですね。目線が国際規格の目で見る」
司会の加藤浩次「われわれの年代は視野が狭いんだね。変わらないとダメです」