横浜市の住宅街にミステリーサークルが出現か。「市街地が異世界に飛ばされた跡地みたいな場所を見つけた」というSNS投稿の衛星写真が話題になっている。横浜市泉区の真ん中に、切り取られたような直径約1キロの緑の円形の土地がある。
山木翔遥アナウンサーがきのう20日(2019年6月)、さっそく見に行った。「1本道を挟んで、右は住宅街、左は広場と完全に分かれています。見渡す限り何もない広場です」
サークル内を歩いて横断してみると、フェンスに囲まれた古びた施設が建っていて、英語で何か書かれていた。横浜市の担当者によると、この施設は旧日本軍が作った深谷通信所の跡地で、終戦後に米軍に接収されたが、2014年に返還されたのだという。
「小さい頃、アメリカ人が住んでいて、遊びに行ったことがあります」と話す住民もいた。
旧日本軍が造った巨大な通信所
取材を進めると、千葉県船橋市にも同様の巨大サークルの土地があった。現在は再開発された団地になっているが、1915年に日本初の大型無線施設として造られた船橋送信所の跡地で、真珠湾攻撃のときはここから「ニイタカヤマノボレ」の暗号を発信された。
こうした施設がなぜ円形かというと、高さ約200メートルの主塔を支えるために、これを囲むように円状に副塔を18本建て、ワイヤーで引っ張っていたためだった。
野上慎平アナ「横浜のサークルは、東京ドーム16個分の広さで、米軍の接収時代は中に野球場が14個あったそうで、使いたいと言えば日本人でも使えたそうで、代わりに草むしりをしたそうです」
長嶋一茂(スポーツプロデューサー)「歴史が止まっていたような場所ですね」