出演者の醜聞を逆手に取る後味悪さ・・・視聴率アップの計算なかったか
妻と事実上の離婚状態の六十男が新しい恋愛を楽しんでいるという話で、別に非難されることでも、他人に迷惑をかけているわけでもない。番組コメンテーターに「堀尾さん、賑わせてますね」とからかわれて、「いやあ、お恥ずかしい」と頭ポリポリでおしまいの話題である。
それをわざわざ相手女性に取材して「恋愛感情は全くない」と言わせたり、「許せない」というような街の声を紹介したり、堀尾の妻からの手紙を披露したりと、どう見ても、ビビットが騒ぎを大きくしている印象を受ける。うがった見方をすれば、堀尾が生謝罪することで視聴率が上がるという計算が、ちらっとでもなかったか。
最後に堀尾はもう一度「これからは自分の行動を律していきます。お騒がせして申し訳ありません」と謝罪したが、後味の悪い釈明特集だった。
文
バルバス| 似顔絵 池田マコト