「気象庁が呼び掛けているのは、大きくいえば2つです」とキャスターの伊藤利尋が山形県沖を震源としたきのう18日夜(2019年6月)の地震について伝えた。
「まずは揺れです。揺れが強かった地域では1週間ぐらい、同程度の地震に注意すること。もうひとつは、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっているので、降雨の状況にも注意することです」
伊藤がさらに説明する。「今回の人的被害は、いまのところ、ケガ人16人(後に17人)となっています。避難の状況ですが、19日未明からけさにかけての集計ですが、新潟、山形県合わせて避難所34カ所、避難者243人です」
司会の小倉智昭「少ないですね。津波で避難した人は入っていないのかな」
災害危機管理アドバイザーの和田隆昌氏は「避難勧告、避難指示しても、実際に避難する人は少ないんです」と指摘する。
斜面にある住宅、道路陥没、落石・・・
伊藤「こうしたんなかで気になるのは、避難中に転んだりしてケガをした人がいるということです」
小倉「さりとて、避難しないというわけにはいかないし」
伊藤が「今後の被災地での注意点について、どんなことがありますか」と和田氏に聞いた。
和田氏「住宅が斜面にある場合や、家屋にすでに被害が出ているところは、避難指示がなくても自主的に避難所へ行くことが必要です。それと、車の運転には十分注意すること。道路が損傷したり、陥没したりしている可能性もありますし、落石の心配もありますので、夜間の運転はなるべく控えるようにしてほしですね」
一ツ石