「病気がひどくなったせい」幻覚を持ち出した容疑者 知人は「喜怒哀楽が激しく、すぐキレた」

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   「私のやったことではない。病気がひどくなったせい。周りの人がひどくなったせい」

   大阪府吹田市の交番で警察官を刺し、拳銃を強奪した疑いで逮捕された東京都品川区の容疑者(33)は、このように話している。いったい、どういう意味なのか。

プロ野球に入り、大リーグの選手になるのが夢だった

   容疑者の小学生の卒業文集によると、「おれは、5年生のとき、川崎から転校してきた。サッカ―や野球をしだしたら、友だちができた。5年生の終わりごろには、わんぱく小ぞうの中に入っていた」と書いている。6年生では応援団長をし、将来の夢はプロ野球に入り、大リーグの選手になることだ。友人は「いつもニコニコ、真面目で人懐こい印象」と語る。

   高校は吹田市内の公立高校へ進み、都内の私立大学に進学した。卒業後、海上自衛隊に入隊し半年間在籍している。当時を知る人は「喜怒哀楽が激しく、肩が当たっただけで、どこ見てんだ、コラ!とキレる感じだった」と話す。

   その後、食品配送業に勤務したが1年足らずでやめ、2015年9月からは岩手県の「めんこいテレビ」の関連会社に翌年4月まで働いた。そして、去年(2018年)11月から都内のゴルフ練習場で清掃のアルバイトをしていた。

バイト先「たまに幻覚の症状があるみたいだった」

   練習場の広報担当は「真面目にコツコツというタイプです」と話す。ただ先週、12日(2019年6月)から体調不良を理由に休みたいと申し出ていたという。「(体調については)たまにちょっと幻覚とかいった症状があるみたいです。そういう症状が強くなってくるかもしれないということでした」と述べた。

   容疑者が住んでいる都内品川区のマンションの近所の人は「子どもの足音がうるさいのでお願いします」と注意されたことがあったという。

   リポーターの田中良幸が取り調べの様子について、「調書へのサインを拒否、職業、住所も黙秘している状況です」と説明する。「逮捕はしましたが、最大の疑問、動機面がまったくわかりません」

   司会の小倉智昭「精神障害者保健福祉手帳(2級)を持っていましたよね。ということは、警察も慎重に進めているのではないかと思います」

一ツ石

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