きのう17日(2019年6月)午後7時過ぎの帰宅ラッシュ時、東京都江東区のJR京葉線新木場駅でリュックを背負った男が突然、線路を歩き始めた。ホームには警報ブザーが鳴り響き、駅員も制止するが、男は無視して黙々と歩く。
「何が起きたのか分からず、みんな茫然としていました」と動画を撮影した人が話す。駅員からの警察への通報によると、「ホームで面識のない男女のトラブルがあった」ということだった。
駅員と警察官に連れ戻されたが、逮捕はされず
男は400メートルほど葛西臨界公園駅方向へ歩いたが、午後8時25分に駅員や警察官によって駅に連れ戻された。線路に上がると、「あの女を早く出せ」と叫び、スマホで撮影しようとしていた人には「何を撮っているんだ」とつかみかかろうとしていた。酒に酔っておらず、逮捕はされなかった。
警察官に事情を聞かれたさいには、「興奮して線路に降りた」といっている。京葉線はその約40分間運転見合わせとなり、乗客は足止めされた。
司会の小倉智昭「男女の口論といっています。口論の内容が分かりませんが、例えば、痴漢したでしょ、いや、ふざけるなと、口論になることもありますよね。それで、とにかく逃げろということだったかも知れません」
キャスターの伊藤利尋「ずっと待たされた乗客の気持ちを思いますと」 小倉「線路を降りて歩き出した人を、駅員さんも降りて捕まえることはできないのですか」
伊藤「戻って下さいと、懸命に声掛けはしたと思いますが、何か取り決めがあるのかも知れません」
古市憲寿(社会学者)「ホームにいた人たちが、やめろ、戻れと言うのではなく、スマホを向けて動画を撮ろうとするのが現代的な光景だと思いました」