防護衣の隙間を狙って刺す周到さ
古瀬巡査が負った傷の深さも注目される。吉川さんは「(容疑者が)耐刃防護衣の構造を知っていた可能性もある。防護衣の隙間を狙ったのかも知れない」と話す。というのも、防護用のベストを着ていたのにも関わらず、もっとも傷が深かった左胸の刺し傷が、肺を貫通して心臓の手前にまで達していたからだ。
犯行の大胆さも気になる。事件発生前の午前4時12分から5時1分の間、交番前に設置された防犯カメラは容疑者を8回も捉えていた。また、事件後の午前9時すぎには、吹田市内のシッピングモールで手に血をつけたまま衣類を購入している。
元刑事の吉川氏「今回は容疑者の画像をすぐ公開するなど、対応が迅速だった。それが早期の検挙につながったと言えるでしょうね」
カンニング竹山(お笑いタレント)「富田林署の一件とか、大阪府警は過去に大分やらかしている。G20も控えていたので大阪府警は威信をかけたのでしょう」
吉川氏「ある意味思い切ったと思います。まだ容疑者かどうかも分からない段階で写真を公開したのですから。今後は、拳銃の弾が捜査の焦点になるでしょう」
文
ピノコ| 似顔絵 池田マコト