防犯カメラに映っても構わないという強い意志
大阪府警は拳銃が奪われにくいケースへと順次変更を進めていたが、古瀬巡査のケースは交換前だった。旧型ケースは器具を使うと拳銃のヒモのフックを外すことができる。ヒモを切らずにフックをはずしていることから容疑者が構造を知っていた可能性もある。
空き巣の偽装や防刃ベストの隙間を狙った襲撃、拳銃フックの外し方などからは、容疑者が綿密な犯行計画を立てていたことがうかがえる。その一方で無防備に防犯カメラに映ったり、血のついた手で買い物をしたり、さらに山道のベンチで寝るなど、ずさんな行動も見られる。
小倉智昭キャスター「警察官の拳銃を奪うのは何らかの目的があったはず」
古市憲寿(社会学者)「大阪はG20も控えている。無事拳銃が見つかってよかった」
橋口いくよ(作家)「一発を何に使ったのか。残りの4発を何に使おうとしていたのか。用意周到だったのに、事件後血がついたまま買い物するなど、綿密さのバランスがとれていない」
佐々木成三(元埼玉県警捜査一課)「犯行現場にカメラにあることはわかっていたはず。映っても構わないという強い意志で犯行を行ったのでは。証拠隠滅は考えていなかったのかもしれない」
みっちゃん