特番からこの春レギュラー化した、千鳥による「テレビ千鳥」。特番では普段は「アメトーーク」をやる木曜夜11時台だったが、レギュラー版はなんと月曜深夜2時！ 最初はもっと浅い時間でもいいんじゃないの？ とも思ったが、スタジオトークがあって、ちゃんと体裁ぶっていた特番とは違い、レギュラー版はオールロケで、くだらない尖った企画がもっと多い。お笑い好きとしてはこっちの方が大いにありがたい。
今回のロケは夜10時、テレ朝の屋上テラスに呼ばれたノブ。その奥には違和感ハンパないキャバクラのようなスペースが！ そこで水着美女(遠山茜子＆八鍬有紗)とチャらつく大悟によると、企画は「一番うめぇレモンサワーを作りたいんじゃ!!」というもので、単にレモンサワーの一番良い割合を探るだけで1本という大胆なものだ。
美女におさわり、タバコぷかぷか、ド深夜だから許される？
開始するやいなや、大悟がとりあえず麦焼酎をグラスに入れ、その後ソーダを入れるかと思ったら、そのまま生(き)で飲んでしまう。とにかく飲みたいだけの大悟。とはいえ一応いろいろ割合を探る。
(1) 生でいく...焼酎10：ソーダ0
(2) 生＆ソーダ+レモン...焼酎10：ソーダ10(別々に飲む)
(3) ノブ割り...焼酎3：ソーダ7(「居酒屋ノブやってた?」by大悟、でも薄め)
(4) 氷パンパン...焼酎4：ソーダ6
(5) 志村割り...ソーダ5：焼酎3：ソーダ2(順番に注ぎ一切混ぜない)
(6) パンチ強め...焼酎7：ソーダ3＋レモン2個(「11時で四つん這いになる」by大悟)
(7) 麦ソーダ割り...焼酎5：ソーダ5＋レモンなし(「麦飲むにゃこれよ～」by大悟)
その間にも氷を運ぶ水着の八鍬有紗の手首をお触りするなど、やりたい放題の大悟だったが、この7種が終わって一段落すると、喫煙所を見つけ、ダッシュ。そのスタンド灰皿に抱き込みながら、タバコも吸い始める。今のご時世、深夜2時の番組だからアリな光景だ。
あまりにくだらなさすぎて、千鳥だから面白いが...
そして、「ワシ、この灰皿のここ(灰落とし部分)の上がなんでこう(平ら)になってるのかと思ってててん。...レモンサワー置くため！」と言ってレモンサワー4杯を置いて飲み始め、ノブも「なんじゃこいつ！」「欲の塊！」とツッコむ。さらに水着美女2人も呼んで、酒×タバコ×女で大悟自ら「これが男の全部！」とご満悦。ノブも「詐欺雑誌の裏表紙やん！」と、令和とは思えない光景を笑う。
その後、酒好きの山岡プロデューサーも呼び、灰皿の上のレモンサワーを味見している時にノブが言った「なんなんこのテレビ？ 強面ハゲ2人がレモン酎ハイ語る...」というツッコミも俊逸でごもっとも。こんなヒドいテレビだから面白いのだ。結局一番オーソドックスな「3：7」の割合が一番うめぇ～という結果もくだらない。ド深夜放送で、千鳥だからすごく面白くなっているが、他の条件でこんなのをやったら、大スベリでしかないだろう。(放送6月10日深夜1時59分)
鯖世傘晴