外国人観光客にはとってもわかりにくい日本の電車―特快、特急ってどこが違うの?

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   東京オリンピック・パラリンピックが開催される来年(2020年)は、4000万人の外国人旅行者が日本にやって来ると予想されているが、日本には外国人旅行者には分かりにくいことが多いようだ。新コーナー「日本人が気付かなかった問題」で、コメンテーターのモーリー・ロバートソン(国際ジャーナリスト)が報告した。

   モーリーは「電車が多すぎて行き先が分からない」「電光掲示板の日本語表記は長い時間表示されるのに、英語の方は短くて確認するのに苦労する」という。たとえば、JR西日本の「Human Damage Accident」。モーリーは「これどんな意味か分かりますか」

   司会の加藤浩次「人身事故でしょ」

   モーリー「ネイティブの英語話者は、Humanを乗客と理解できず、人がダメージを受けているって何? と捉えてしまいます。人身事故はPassenger Injury (ないしはInjured)ならわかります」

駅弁って電車の中で食べていいの?

   電車の種類も、外国人旅行者には分かりにくいという。エアポート特快、快特、特急が、すべて「limited Express」だ。鉄道会社は文字の色で変化をつけているが、モーリーはウサギとカメ、チーターのイラストのアイコンを使い区別すれば、外国人旅行者でも分かると提案する。

   さらに、モーリーが「もっとチャンスをものにしてほしい」と訴えるのが駅弁。外国人は電車の中で弁当を食べることはなく、食べるのは食堂車という意識だ。駅弁といっても分からない人が多いという。

   モーリー「駅弁は魅力があります。日本の弁当は『BENTO』としてニューヨークでも広まっています。外国人店員が直接アピールするのもいいし、店頭にモニターを置き、美味しく食べている動画で注目させるのもいいですよね」と提案している。

文   モンブラン
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