「子どもを騒がせるな、できなければ...」送迎バスを待つ園児宅に脅迫文を入れた71歳男を逮捕

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   東京都足立区で幼稚園の送迎バスを待つ園児たちの声に腹を立て、複数の園児宅に脅迫文を入れたとして、8日(2019年6月)、無職の男(71)が逮捕された。

   A4の紙には、手書きで「朝駐車場で子どもたちを騒がせるな。できなければ何があっても文句を言うな」と書かれていた。これを読んだ保護者が連想したのは、スクールバスを待つ小学生ら20人が殺傷された川崎の事件だ。ある保護者は「川崎の事件がよぎり、子どもが殺されると思い、警察に相談した」と話す。

近所の生活音に対して異常に反応を示していた

   男は、近隣住民とたびたびトラブルを起こしており、「変わった人」として恐れられていた。車のエンジンをかける音や、女性同士のおしゃべりの声などに異常なまでに反応、怒鳴り散らしたり、「小さな声で話してほしい」などと書かれた手紙を郵便受けに投函したりしていた。「生活音がうるさい」と警察に通報されたことがあという同じアパートに住む女性は、トラブルを避けるためイヤホンを装着してテレビを観ていたという。

   男は警察の調べに対し、「毎朝騒ぎ声がうるさくて4月ころから悩んでいて耐えかねた。脅迫文として出したわけではない」と話しているという。

   倉田真由美(漫画家)「ものすごく怖いですよね。これくらいの罪だとすぐ出てきちゃうから、加害者に対して専門家を入れたアプローチをするとか、地域で考えていかないと」

   堀尾正明(フリーアナウンサー)「一人暮らしで、無職で、友達付き合いも家族のケアもなく、だんだん周りから浮いてしまい、精神的にも歪んでしまうという悪循環。全国的に広まっている。こういう人をコミュニティーに引っ張り出して溶け込ませるようにしていかないと、日本は大変なことになる。自治体や行政がお節介でもいいから入っていかないと」

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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