崩壊した年金100年安心。全てが明らかになるのは参院選後
2004年の小泉内閣で、「年金の100年安心プラン」が出されたが、これは財源に応じて年金額を調整するマクロ経済スライド方式だ。
飯田泰之「マクロ経済スライドは給付金額の自動調整が売りだったが、給付を下げるというのは不人気政策でなかなか発動できない。問題がどんどん先送りされている。今40代の団塊ジュニア世代が年金世代になる前に改革が必要だ」
青木理「今回の金融庁報告書は皆さん読んだ方がいい。年金問題は最大の国難。待機児童や少子化なども全部連関している。政府は金融緩和しただけで何もやっていない」
今年は5年に一度の年金定期検診である「年金財政検証」が発表される年だが、読売新聞によると公表は参院選後となる見通しだ。選挙前に結果を公表しても政権にとって良いことはないからだ。
玉川徹「対米貿易交渉の問題もある。8月になっていろいろ明らかになったら何が起こるか」