ここまで防衛省は国民をなめるのか!イージス・アショア説明会で職員が居眠り、住民大激怒

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   「何を考えているんだ! 我々の人生がかかっているんだぞ!」。声を張り上げ怒りをあらわにする住民の視線の先には、うつらうつらと居眠りをする防衛省職員。地上型ミサイル迎撃システム、イージス・アショアの配備をめぐり、先週末の8日と9日(2019年6月)に秋田市で開かれた説明会でのひとコマだ。

   イージス・アショアは2017年12月、北朝鮮からの弾道ミサイル迎撃を目的として政府が2基の導入を閣議決定した。配備の候補地となったのは秋田県の新屋演習場と山口県のむつみ演習場だが、新屋演習場は市街地に隣接していることなどから、秋田県の佐竹敬久知事は去年(2018年)6月、他に適地がないか再度の検証を依頼していた。

防衛省はイージス艦で守れるはずが、政治の世界で決まり...

   防衛省は先月27日(2019年5月)に、他の19か所の候補地が不適で、新屋だけが適地であるという調査結果を秋田県に報告した。しかし今月4日、地元紙・秋田魁新報が調査結果に誤りがあることをスクープした。

   イージス・アショアはレーダーの邪魔にならないよう平らな土地が必要だ。報告書では、新屋演習場以外の候補地は高い山に遮られてレーダーが運用できないとしているが、その根拠はバーチャル地球儀ソフトのグーグルアース断面図。この断面図は高低差を見やすくするため高さ方向が強調されている。報告書はこれをそのまま定規で測ったのだ。信じられない初歩的なミスだ。

   岩屋毅防衛大臣は6日の衆議院安全保障委員会で調査ミスを謝罪したが、新屋演習場が適地との認識は変えなかった。

   日本地図センターの田代博相談役は「こんな凡ミスを地元の人に配って説得の資料にするなんて、地元の人をなめています。こんなアルプスみたいな山はないでしょ」と呆れる。

   「居眠り事件」は防衛省がデータの誤りを説明する会場で起きた。防衛省東北防衛局の伊藤茂樹局長が居眠りについても謝罪したが、あまりの「なめた態度」に住民の怒りは収まらない。

   石原良純(気象予報士、タレント)「データの使い方を間違うなんて、データ改ざん以前の問題。その程度の認識でやっていたんですね」

   玉川徹(テレビ朝日解説委員)「北朝鮮を想定しているならイージス艦が一番いい。防衛省はイージス艦で守れると思っていたのに、政治の世界でイージス・アショアが決まった。アメリカが買えということです。イージス・アショアは6000億円だから、1600億円のイージス艦が3隻買える」

   司会の羽鳥慎一「防衛省全体の意識が居眠りに現れている。納得いかないことがたくさん出てきそうです」

みっちゃん

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