<なつぞら>(第61話・6月10日月曜放送)
照男と砂良が新婚旅行で東京にやってきた!お土産は柴田牧場のバターと天陽のじゃがいも

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   東洋動画で制作していた「白蛇姫」の作画がようやく完成した。昭和32年(1957年)のことだ。初めて携わったアニメーション制作作業を終えたなつ(広瀬すず)は、疲れも忘れ満足だった。なつが跳ねるようにして「風車」に帰ると、2人の客が待っていた。

   「照男にいちゃん(清原翔)、砂良さん(北乃きい)、結婚おめでとう」

   結婚式を挙げたばかりの二人が、新婚旅行で十勝から東京にやってきたのだ。

   照男「いいんだ。俺らから会いに行くって言ってたし、畑で忙しくなる前に急いで結婚式をしたからな。善は急げってことだ」

   なつ「(砂良さんに)逃げられるのが怖かっただけでしょ」

   照男「それもあるけどって・・・、うるさい」

   きょうだいらしい会話が続く。

   「風車」の女将の亜矢美(山口智子)は3人のために店を閉め、なつは柴田牧場のことや、北海道大学へ行った夕見子のこと、結婚式のことをじっくりと聞くことができた。砂良が思いついたように、「それは、そうと、お土産、お土産」と照男を突っつく。

   照男は、じいちゃんの泰樹(草刈正雄)から渡されたものをなつに渡す。泰樹と照男と砂良の3人で作ったバターだった。なつは目をつぶって、匂いをかぐ。北海道の懐かしい匂いがした。

「つらい時は甘えにこい。遠慮はするんでねえぞ」やっぱりお兄ちゃんは優しい

   天陽(吉沢亮)からの「じゃがいも」も照男から受け取る。

   亜矢美が「天陽君って誰?」

   「なっちゃんの恋人」と答える砂良。「そんなんじゃないです」と真っ赤になるなつ。砂良は、父の弥市郎(中原丈雄)から預かってきた小ぶりの彫刻を出す。「出た! 木彫り熊」

   ガラリと戸が開いて、兄の咲太郎(岡田将生)が入ってきた。照男と咲太郎、なつの兄たちは照れ臭そうに挨拶を交わした。なつは照男と砂良を部屋に案内した。動画用紙が山のようになっているのを見て、照男が「頑張っているな」。

   新婚の二人はしばらく東京を楽しんでいたが、照男がこんなことを言い残して帰っていった。「向こうじゃずっと待っているからな。つらい時は甘えにこい。遠慮はするんでねえぞ」

   なつは北海道の家族を懐かしく思いながら月を見上げる。「じいちゃんも、この月を見てるだろうか」(NHK総合あさ8時放送)

姉妹サイト