ショッピングモールが開店すると同時に猛ダッシュでユニクロへと走る客たちは、まだ半分しか開いてないシャッターをくぐり抜け、店内では陳列してあるTシャツを奪い合って乱闘――。
3日(2019年6月)に中国で投稿された動画だ。客がけんかのように争奪を繰り広げていたのは、ユニクロが世界的アーティストとコラボしたTシャツだった。これがきょう7日から日本でも発売される。
中国の通販サイトは、日本で買って10倍で転売
TシャツはKAWSがデザインしたもので、目が×のマークになったキャラクターがあしらわれている。KAWSの本名はブライアン・ドネリーで、ニューヨークを拠点に活動していて、オークションに出品された絵画は約16億円で落札されるほどの人気である。
ナイキやディオールとの高級コラボ商品もあるが、ユニクロのTシャツは1500円と安く、しかも今回が最後とあって人気になっているのだ。
日本での販売も、中国向け転売目的の購入も少なくなさそうで、中国の通販サイトには「日本で購入して中国へ発送します」という書き込みもあり、価格は1万5000円と定価の10倍に跳ね上がっている。すでに予約が50着分来ているという。
吉永みち子(エッセイスト)「中国は加熱しやすいから、こうなりますよね。お店は壊れなかったのかな」
司会の羽鳥慎一「日本ではどういうことになるのでしょうか」
文
キャンディ| 似顔絵 池田マコト