お笑いコンビ「カラテカ」の入江慎也は、吉本興業から4日(2019年6月)に事実上解雇された。振り込め詐欺グループと闇営業で関わったためだと、写真週刊誌「FRIDAY」(6月21日号)が報じている。
「FRIDAYデジタル」が流した動画があった。5年前の2014年12月27日に東京都内のホテルであった忘年会で、お笑いコンビ「雨上がり決死隊」の宮迫博之が舞台で歌っている。これが振り込め詐欺グループの忘年会で、仲介したのが入江だったという。
映像には、「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮、レイザーラモンHGらも写っていた。入江は司会を務め、吉本興業を通さない「闇営業」で、各芸人には個人的に声をかけていた。
忘年会を主催したグループは、半年後の2015年6月に高齢者を狙った詐欺で男女40人が逮捕され、被害総額は40億円だった。吉本興業は「「反社会的組織との交流は許さない」と入江を事実上の解雇にし、忘年会に参加した他の芸人には厳重注意としたという。
参加した宮迫博之 ギャラは100万円?「ないない。カネもらってへん」
入江は人脈の広さで知られ、「イリエコネクション」という会社を設立して、コンサルタントなどのビジネスをしていた。その人脈のひとつに詐欺グループの幹部がいたという。「とくダネ!」の取材に、吉本との契約解消を「事実です」と認めたが、忘年会については「詐欺グループとは知らなかった。知っていたら、先輩(宮迫さんら)を呼ばない。軽率だった。全部僕が悪いです」と話した。
「FRIDAY」によると、参加した芸人のギャラは1人100万円ほどで、宮迫は「まったく知らないです。ちょっと顔を出して、と入江にいわれて『ええよ、空いてるし』くらいの感じやったんかな」と答えているが、ギャラについては「ないない。そんな金はもらってへんよ」と否定している。