きのう4日(2019年6月)午後7時ごろ、福岡市早良区の交差点付近で80代男性運転の車が逆走、車6台の事故となり、9人が病院に運ばれ、この男性といっしょに乗っていた70代の妻の2人が死亡した。
「直線の、広い、運転しやすいところでした」と、現場から阿部祐二リポーターが報告する。近くの店の壁ははがれ、ガラスはひびだらけ、路面には血痕が残っていた。縁石にタイヤをこすった跡があり、車はここにあたって反対車線に飛び出したらしい。
「100キロ近いスピードを出していた可能性があります。近くの会社には事故車から荷物が飛んできたそうです」(阿部)
ハンドル操作してるのにブレーキ痕なし
交差点の南200メートル手前にある防犯カメラには、逆走する白い車や、驚く歩行者が写っていた。車はタクシーと接触後、交差点に突っ込んだ。「車の破片が2メートルぐらいの高さまで飛んだ」「車が回転しながら(浮き上がり)2秒後に落ちた」という目撃者もいた。
元千葉県警の交通事故鑑定人、熊谷宗徳さんは「前の車との距離が縮まり、減速しようとしてブレーキとアクセルを間違えた可能性があります。気づいてもアクセルペダルから足を離せない高齢者特有の事故ではないでしょうか」と推測する。
司会の加藤浩次「映像ではハンドル操作しているのにですか?」
阿部「ブレーキ跡がありません。直線ですから、切り換える機会はいくらもあったはずで、不可解です」
宮崎哲弥(評論家)「非常に恐ろしい。なんとかハンドル操作をしてるのが不思議ですよね」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト