千原ジュニアが中学生の時に引きこもっていた理由
熊沢容疑者は長男に逆らえなかったのか? 支援活動を行う、ひきこもりUX会議代表理事の林恭子さんの見方は違う。「息子さんに寄り添おうとしているように感じます。お父さんの首に縄を付けて無理やり(コミケ会場)に連れていくこともできないので、協力しようとしていたのでは?」。
しかし、もしこれが「良かれ」と思って親の方から付いて行った場合は注意が必要だそうだ。林さんは「『あなたのためを思って』というのは時に暴力になります。往々にして当事者にとってはしてほしくないことの方が多い。良かれと思ったら、親御さんはまず立ち止まってほしい」という。
では、家族ができることは何か。林さんによると、(1)干渉しすぎない。本人も良く分かっている。距離を持って見守ること。(2)頼ってみる。重い荷物を持ってもらうなど役割を与える。(3)家庭内だけで解決しようとしない。共通の悩みを持つ人の集まりで愚痴を吐き出す。
スタジオでは、英一郎さんと同年代で、14歳から15歳まで引きこもっていたお笑いタレント千原ジュニアに質問が集中した。
千原「僕は奇跡的にせいじ(兄の千原せいじ)が出してくれたけど、もしせいじがいなかったらまだ部屋にいた可能性はある」
倉田真由美(漫画家)「こもったきっかけは?」
千原「それは1つじゃない。色々重なってです。僕が閉じこもってテレビを見ていた時、番組で大人たちがしゃべっていたことが、自分にはひとつも当てはまらなかった。『はあ?何言うてんの?』と。今、僕の発言を聞いて同じことを思っている若い人もいると思う。100人いたら100人とも違うから」