組体操の高層ピラミッド、なぜ関西に多い? 日体大体操部でも5段が限界「何考えてるんだ!」と専門家激怒

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日本体育大学では「一般学生は2段までで指導」

   組体操の元祖の日本体育大学で、体操の集団演技が専門の荒木達雄教授は、こういった現状に警鐘を鳴らす。「まだ5段6段やっているとは、何を考えているんだ!と思います」と呆れた様子だ。実は、日体大の体操部でさえ、人間ピラミッドは5段が限界、一般学生には2段までで指導しているというのだ。

   内田準教授は「リスクより運動会での感動を優先している。周りの大人も感動を求め、それがエスカレートしていくのです」と話す。「高さを押えても横に広がったりタイミングを合わせたり、面白いもの、見栄えのいいものはできる」と、演出の工夫で感動させるものを作ることを提案する。

   カンニング竹山(お笑いタレント)「僕も、人間ピラミッドのコマの1つとしてやっていましたが、大人になった今、それが何かに役立っているかというと何も役立っていない。先生が怖いからやっていただけ」

   内田準教授「土台の子は、毎回毎回ただ耐え忍ぶだけです。そこにどういう意味があるのか」

   政井マサ(フリーアナウンサー)「最近は先生方が何人も周りで見守っていますが、実際に倒れた時に安全を確保できのるか。完全に安全が担保できないのであればやらなくていいと思う」

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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