「私は、お前ら庶民とは生まれた時から人生が違うのさ」元次官に刺殺された息子、SNS投稿が切ない

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エリートの父を誇りに思いながら、そうなれない自分

   熊沢容疑者によると、事件当日は隣接する小学校で運動会が開かれており、「音がうるさい」と言う英一郎さんをたしなめたことがきっかけで口論に発展した。また、熊沢容疑者は英一郎さんから日常的に家庭内暴力を受けていたとも供述している。

   政井マヤ(フリーアナウンサー)「SNS上で、事務次官の息子だとことあるごとにいうのは変ですね。父親を誇りに思いながらも自分はそうなれないという、エリートの子どもだからこその屈折したものを感じます」

   堀尾正明(キャスター)「父親は憧れでもあり、ライバルでもあり、憎悪の対象でもある。熊沢さんは、学歴の最高峰である東大法学部卒で、官僚のトップに上り詰めたひとで、(長男は)ずっとコンプレックスを抱いていたのかもしれない。離れて暮らしていればそういう気持ちは薄れていくものですが、同じ屋根の下で複雑化してしまい、暴力に発展した。最悪な最後を迎えてしまいました」

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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