14人がケガをした横浜シーサイドライン逆走事故 なぜ原因究明に1年もかかるのか?

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   1日(2019年6月)夜に起きた横浜市の新交通システム「シーサイドライン」の逆走事故。始発駅の新杉田駅を発車と同時に逆走し、およそ25メートル進んで車止めにぶつかった衝撃で、乗客50人のうち14人が重軽傷を負った。

   「シーサイドライン」はこのように後ろに向かって走り出し、激突したのです」。阿部悦子リポーターが模型を使って事故の詳細を説明した。

長いすに座っていた人が飛ばされて大ケガ

   乗客への取材によると、乗客は座っていた人がほとんどだったが、進行方向向きの座席に座った人は背もたれなどがクッションとなり、大きなケガはなかったが、窓に沿って設置されている長いす座席に座っていた人が衝撃で飛ばされるなどして重傷につながったという。

   1989年開業以来30年間無事故ということもあり、運行会社「横浜シーサイドライン」の三上章彦社長は記者会見で「逆走することはあり得ない。想定もしていなかった」と話した。1日あたりの利用者が平均5万2000人という重要路線の一つ。復旧のめどはまだ立っていないが、運行会社はまずは自動運転でなく、有人運転での運行再開を目指すという。

   国の運輸安全委員会の鉄道事故調査官は「通常ですと(事故原因の最終公表まで)1年近くかかると思います」と説明した。

   キャスの小倉智昭「こういう交通システムで、どっちに向かって走るかというのは基本的なこと。なぜこうなったのか、すぐわかんないものですかね」

   無人運転の新交通システムを導入しているのは東京、兵庫、大阪など合わせて全国に6路線もある。原因究明が待たれるところだ。

うさまる

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