「大麻」若者に拡散中!野菜の隠語でSNS通じて半ば公然と販売

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   アイドルグループ「KAT-TUN」の元メンバー・田口淳之介と交際相手の女優・小嶺麗奈が大麻取締法違反容疑で厚生労働省麻薬取締部に逮捕されたが、部屋には大麻が隠されることなく置かれていたという。

   ゲストの元厚労省麻薬取締官・小林潔氏は、「大麻を隠していなかったのは、吸いたいときに吸えるようにしていたということ。常習性がある可能性が高いですね。通常は1回0.5グラム程度を使うので、数グラムということは数回分に相当します。起訴できる分量です」と話す。

   逮捕された田口は「(大麻は)2人のもの」と話しているが、小嶺は「自分のもの」と食い違う供述をしている。レイ法律事務所の河西邦剛弁護士は「どちらかがかばうことはよくあることです」と話す。量刑は懲役1年、執行猶予3年ぐらいと推測する。

検挙者の7割以上が20~30代

   高木美保(タレント)「大麻使用は20~30代の若者の間で増えているといいますよね」

   警視庁によると、大麻による検挙人数は2014年の1555人から2018年には3578人と2倍以上に増加し、その73%が20~30代の若者だという。

   小林は危険ドラッグ法との関連を指摘した。「2014年に医薬品医療機器等法が改正され、危険ドラッグ取締りが強化されました。そのため、無理をしなくても手に入れやすい大麻に手を出す人が増えたのではないでしょうか」

   大麻はSNSなどで半ば公然と販売されていて、「野菜」という隠語で、「野菜売ります」「いい感じの野菜あります」などと書かれて売られているという。そこまでわかっているなら、かたっぱしから摘発できないのか。

文   バルバス| 似顔絵 池田マコト
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