「VS嵐」(2019年5月16日夜7時~・フジテレビ系) 嵐がゲームで対戦するバラエティー番組。チーム人力舎と戦う嵐チームの助っ人に先輩グループV6・坂本昌行が参戦。御年48歳ながら、30代の嵐メンバーよりずっと身体能力は高く、初っ端のゲーム「キッキングスナイパー」でもポンコツ揃いの嵐チームで唯一パーフェクトを2度も決める大活躍を見せた。
ラストゲーム「ボンバーストライカー」でのこと。ジャニーズあるあるを聞かれたところ、口火を切ったのは、相葉雅紀。「『ジャニーズの人はみんなバク転できる』って、あれ嘘だよね。けっこうあれ都市伝説であるじゃん」。すると、後を続けた櫻井翔が「多分ね、都市伝説だと実証されたのは、俺のおかげだと思うよ」と自慢気な顔つきに。
櫻井はV6のバックで踊るなどして、直系の後輩だったことを自負。ただし、「V6はもう本当にアクロバットがすごいんですよね。(バク転を)全員出来ると。だから(ジャニーズ)Jr.もできなきゃならん、と。先輩がバク転してるからつって、全員でバク転するって曲が生まれたんですよ」とかつての状況を紹介した。
メンバー全員できたのは光GENJI、少年隊まで。SMAPでできないのは...
ところが、櫻井は「どこまで行ってもバク転ができねえんだ」と自覚するほど失敗を重ねたという。コンプレックスで落ち込むところだが、櫻井は発想を転換。「俺、バク転できない」と正直に認め、できないことをあえてアピールした。「そこで証明されたの。あ、できなくてもまだ(ジャニーズに)いられるんだ」と確信に変わったという。
アンタッチャブル・山崎弘也が「できない人に勇気を与えたんだね」と持ち上げると、櫻井はドヤ顔で「後に続くできないやつらに夢を与えた」といってのけ、高笑いでキメた。山崎が「助かってる人いるよ、絶対」とさらに櫻井を持ち上げると、櫻井は鼻高々な様子を見せた。
櫻井がレジェンドを自称しているが、実はバク転できないジャニーズタレントは少なくない。メンバー全員できたのは、光GENJI、少年隊くらいまで。あのSMAPもできないメンバーがいたという。香取慎吾は練習中に複雑骨折した経験を持つそうだ。嵐でも相葉、二宮和也、大野智はできるが、櫻井は「潰れたカエルのようになった」経験から、バク転を拒否。松本潤はあえてやらない派を貫いてきたといわれている。
嵐の後輩グループで全員バク転できるのは皆無。ジャニーズWEST、Kis-My-Ft2、NEWS、SexyZone、KAT-TUN、関ジャニ∞もできる方が少数派だ。バク転以外にできることを伸ばして、生き残ってきたわけだ。
櫻井は、坂本を歌も踊りもスポーツも何でもできるスーパーな先輩とゴマをすり、バク転がらみの自虐ネタで笑いに落としてみせた。頭の良さを最大限にのばし、存在価値をアップさせ、現在のポジションにのぼりつめたわけだ。
知央